膵臓における消化機構
膵臓は後腹膜に密着し、全面だけが腹膜に覆われています。膵臓の実質は消化酵素に富んだ膵液を分泌する外分泌部とランゲルハンス島という内分泌部からなります。
膵液は1日に500~800mℓ分泌されて、重炭酸イオンを多く含んでおり、弱アルカリ性であります。
主な働きは消化酵素分泌と、酸性内容物の中和です。主な消化酵素としてタンパク質分解酵素(トリプシン、キモトリプシン、)脂肪分解酵素のリパーゼ、炭水化物分解酵素のアミラーゼがあります。
タンパク質分解酵素は不活性型のトリプシノーゲン、キモトリプシノーゲンの形で分泌されます。腸管内のエンテロキナーゼにより、トリプシノーゲンがトリプシンに変換され、トリプシンがキモトリプシノーゲンを活性化します。
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