解剖、生理、栄養の覚え書き
呼吸運動
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肺は能動的に動くための筋を持たないが、胸腔容積を増減させる胸郭の呼吸運動に伴って拡張、縮小し、吸息、呼息が行われます。 横隔膜の運動を主とする呼吸を腹式呼吸、肋間筋の運動を主とする呼吸を胸式呼吸というが、通常の呼吸は両者の共同によります。 吸息時には横隔膜と外肋間筋が収縮...
胸膜
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胸郭内面と肺表面は、それぞれx胸膜とx胸膜(肺胸膜)で覆われ、2つの胸膜は閉じた袋状に繋がっています。その狭い隙間を胸膜腔といい、ここを満たす少量の胸膜腔内液は、肺の動きを滑らかにする潤滑液の役割をしています。 胸膜腔の内圧は常に陰圧となるように保たれているので、肺は組織自身...
胸郭
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胸郭は、胸部の内臓を入れている胸腔を取り囲む壁で、胸壁と横隔膜からなります。 胸壁の前面には胸骨、後には脊柱があり、両者を肋骨がつないでいます。隣り合う上下の肋骨の間は肋間筋で覆われています。 横隔膜は、骨格筋と腱からあるシート状の中腔で、胸腔と腹腔を境している。胸郭は内...
肺胞
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外呼吸の主役の肺胞は肺胞腔とこれを囲む肺胞壁からなり、肺胞気(肺胞腔内部の気体)と毛細血管内の血液との間でガス交換を行います。 肺胞は直径100~200μmほどと極めて小さく、数は数億個にもなるので、ガス交換を行う総面積は対表面積の約30倍、およそ100㎡になります。 肺...
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肺内気管支
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気管支は肺門に入る前の肺外気管支と、入った後の肺中気管支に分けられます。肺中気管支はまず葉(右肺3本、左肺2本)に分かれて、分岐を繰り返して細気管支になります。 細気管支はさらに終末細気管支、呼吸細気管支、肺胞管を経て、袋状に膨らんだ肺胞に終わります。 気管壁の軟骨は細気...
肺〜概観
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胸部の内蔵を入れる胸郭は、縦隔(心臓、気管、食道などによる中央の壁)で左右に分けられている。肺はこの縦隔の両側にあり、形は半円錐に近く、右肺は右肺は上葉、中葉、下葉に、左肺は上葉、下葉に区分されます。 上端部を肺尖、横隔膜に接する底面を肺底といいます。 内側面のほぼ中央には肺...
気管および気管支
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気管は喉頭に続く直径約あ2cm、長さ約10cmの管で、食道に沿ってその前を下り、気管分岐部で左右の気管支に分かれて肺に入り、さらに枝分かれを繰り返します。 気管、気管支は空気を絶えず出し入れするので、内腔がつぶれると困ります。そのため、外壁はC字型び気管軟骨(硝子軟骨からなる)...
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