ホルモンによる液生の調節

抗利尿ホルモンのバゾプレッシンは、腎の集合管での水の再吸収を促して組織液量を増加させるとともに、血管収縮作用も持っているので、バゾプレッシンが分泌させると血圧は上昇します。
血圧や血中ナトリウムイオン濃度および組織液量が低下した場合には、レニン・アンギオテンシン・アルドステロン系が活性化され、血圧を上昇させます。
一方、右心房への還流血液量が増加した場合、右心房の心筋が引き延ばされ、心筋から心房性ナトリウムペプチド(ANP)が分泌されます。心房性ナトリウムペプチド(ANP)は腎尿細管からのナトリウムイオンの排泄を促進し、アルドステロンの作用も抑制するので組織液量は低下します。またANPは血管も拡張されるので血圧が低下します。



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