肺胞

外呼吸の主役の肺胞は肺胞腔とこれを囲む肺胞壁からなり、肺胞気(肺胞腔内部の気体)と毛細血管内の血液との間でガス交換を行います。

肺胞は直径100~200μmほどと極めて小さく、数は数億個にもなるので、ガス交換を行う総面積は対表面積の約30倍、およそ100㎡になります。

肺胞壁の内腔面は肺胞上皮で覆われ、外側は肺動脈から枝分かれした毛細血管が網目状に取り囲んでいます。肺胞は毛細血管が体内で最も密に分布している部位であり、能率的にガス交換をするのに適しています。

肺胞は中隔孔(肺胞孔)により互いに連絡しています。肺胞上皮の95%以上は扁平な1型肺胞上皮細胞が占め、ところどころに立方形のⅡ型肺胞上皮細胞(大肺胞上皮細胞)が散らばっています。

Ⅰ型肺胞上皮細胞は、毛細血管内皮細胞や結合組織とともに血液ー空気関門(呼吸膜)を形成し、肺胞内と血液との間のガス交換を行います。

x型肺胞上皮細胞は、肺胞内面を覆う液体層を作り、また肺サーファクタントという界面活性物質を分泌します。この物質はリン脂質と数種類のタンパク質からなり、肺胞内面の表面張力を弱めて、呼気時に肺胞がつぶれるのを防ぐはたらきをしています。未熟児では肺サーファクタントの分泌が不十分なため、呼吸障害(新生児呼吸窮迫症候群)を起こしやすいのです。
その治療に人工サーファクタントの気管内注入が行われます。



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