核は内膜、外膜からなる核膜により細胞質と隔てられています。
核膜孔を通して核質は細胞質と連絡している。核は遺伝情報を担うDNAを染色質の形で収納しています。
リボソームを合成する核小体などもあります。

ヒトでは1つの核内のDNAの総延長は1m以上になりますが、ヒストンというタンパク質にDNAが約2回巻き付いたヌクレオソームを単位としてコンパクトに折りたたまれ、クロマチンが構成されています。
細胞分裂の際、クロマチンは染色体の構造をとります。

核はDNAの大部分を収納し、細胞の増殖、分化や活動の基盤である遺伝情報を中央管理しています。核膜孔を通して、転写で生じたmRNAや部分的に組み立てられたリボソームが細胞質に出て行く一方、DNAの複製や転写に必要な酵素等のタンパク質を細胞質から取り込む。



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